不登校・ひきこもりブログ

不登校・ひきこもりに関するお役立ち情報を日々お届けしていきます。

大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

話を聴くときは、余計なことは考えず

また、余計なことをせず話に集中します。

 

話を聴くときは出来る限り“面倒臭い”

“大変だ”といった「気持ち」や

“悲しい”“怖い”といった「感情」を

中心に聴きましょう。

 

気持ちや感情は人が一番聴いてほしい

ポイントです。

 

しっかり話を聴いたら聴いた話をお子さんの

使ったことば、特に気持ちや感情を中心に

声のトーンや速度もまねして繰り返して

あげます。

お子さんが「お腹痛いんだ。つらいよー」

と言ったら「お腹いたいんだ。つらいんだね」

と繰り返してあげて下さい。

 

話を聴いて(傾聴)、気持ちや感情を

中心に同じ口調や語調で繰り返して

あげること(共感)により、お子さんは

わかってもらえたと感じ嬉しくなり

自分が何を求めているのか、本当は

どうしたいのかに自分で気づくことが

できます。

 

好ましくない例

子供「きょう塾行くのイヤだなぁ」

母親「何言ってるの。甘えたこと言って

ないの。早く準備しなさい」

子供「もういいよ!」

 

好ましい例

子供「きょう塾行くのイヤだなぁ」

母親「きょう塾行くのイヤなんだね。」

子供「うん。○○ちゃんに嫌なこと

言われたんだ。」

母親「○○ちゃんに嫌なこと言われたんだ。

どうしようか?」

子供「○○ちゃんにそんなこと言わないで

って言ってみる」

 

というように傾聴し繰り返して共感して

あげることにより、お子さんは自分で自分の

問題に気づき自分で解決するように

なります。

 

簡単に感じるかもしれませんが、

やってみると難しいのです。

カウンセリングにいらっしゃるお母さんもチェックすると

最初はほとんどの方というより、ほぼ全員ができていません。

しかし、時間と共にうまくできるようになっていきます。

 

ありがたいことに対応の仕方はいくらでも

やり直しがききますので安心して下さい。

それと大事なことを忘れました。

 

話を聴くときは柔らかい表情で聴いて

あげて下さい。

そして、楽しい話の時は楽しい表情で

悲しい表情の時は悲しい表情で聴いて

あげて下さい。

その反対のことをやるとわかって

くれてないと感じてしまいます。

話にしっかりついていくことにより

自然と表情は一致すると思います。

 

このスキルは大変効果がありますので

ぜひ身につけていただくことをおすすめ

します。

次回は後編です。

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