不登校・ひきこもりブログ

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鹿

大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

不登校やひきこもりのお子さんが、自分を変えたいと思うときに弊害となることとは、どんなことでしょうか?

まずは、変えようとすると湧き上がってくる恐怖感や無力感等。
これは、過去のトラウマ体験が大きく関与しています。
これは、多くの場合大きな弊害となります。

例えば、不登校のお子さんが学校の校門までは、行けるのですが、入ろうとするとお腹が痛くなったり、体が固まったり、恐怖感に支配されたりしてそれ以上前には行けなかったりします。

このようなことは、過去のトラウマが大きく関与していることが少なくありません。
本人も無自覚な心傷体験(自覚しているものもあります)が、潜在意識を支配してしまい取りたい行動がとれないのです。

自分を変えるということは口で言うのは簡単ですがなかなかできることではありません。
不登校やひきこもりのお子さんのカウンセリングをしていると、根幹となるところが変わってしまうと今までの自分でなくなってしまうのが恐い、友達が離れていってしまうのではないか?等の意見が聞かれます。
そう、今までの自分でなくなってしまう恐怖に支配されることが多いのです。

しかし、根幹は変わらないのです。そのようなことを言うお子さんは、根幹が変わってしまうと思いこんでいるのです。

通常、人は変化することを嫌います。
なぜなら人間はできることなら安全で平和と感じている現状の暮らしがベストだと感じているからです。

それは、不登校やひきこもりのお子さんも同様なのです。

いずれにしても、そのような心の傷は癒しておいたほうが、将来を考えるとベターです。
なぜなら、仮に復学したとしても根本解決をしておかないとまたどこかで心が折れる可能性が大だからです。

しかし、大変重要なのは、不登校やひきこもりのお子さんが、本気で自分を変えたいと思うのは、自分が他者(親御さん)からわかってほしい、受け入れてほしいという心の欲求のベース部分を満たされてからになります。

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