不登校・ひきこもり|自分の感情に気づき、受け入れるということ
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
前回、人の話には必ず気持ちや感情が伴うということを書きました。
感情が伴うということは、大変ありがたいことです。
なぜなら感情って、それぞれ意味があるからなんですよ。
“やった~!”
“嬉しいな!”
“幸せだな~”
といった“喜び”
これは自分の要求が満たされたとき、もしくは満たされそうなときの感情です。
次に“不安だなぁ~”
“心配だなぁ~”
“怖いな”
といった“不安”
これは要求が満たされる見通しがないときの感情です。
“何やってんだ”
“ふざけるな!”
“バカにするな!”
といった“怒り”(自分に対しても他人に対しても)
これは当然満たされると思っていた要求が
満たされないときの感情です。
“悲しいな”
“孤独だなぁ”
“無力だなぁ~”
といった“悲しさ”
これは要求をあきらめたか、もしくは
あきらめかけているときの感情です。
最後に“きついな”
“つらいなぁ~”
“苦しいなぁ”
といった“苦しさ”
これは不安、怒り、悲しさのどれかが続いているときの感情です。
要は、要求が満たされているポジティブ感情は“喜び”のみで、
残りの4つ“不安” “怒り”“悲しさ” “苦しさ”は要求が満たされていないネガティブ感情です。
よって感情により今どういう状況なのかがわかります。
不登校やひきこもりのお子さんは当然ネガティブ感情を沢山持っています。
ネガティブでも感情によって状況が違います。
不登校やひきこもりのお子さんはそういったネガティブ感情を気分が悪い、良くないと思い見ないふりをしたり、
スルーしたりします。
しかし、その感情によって本当は自分がどうしたいのかがわかるのです。
よって感情はとても大切なものなのです。
また感情には良いも悪いもありません。
まずは自分の気持ちや感情に気づくということから始める必要があります。
始めは気づくだけで大丈夫です。
そんな気持ちになった自分がイヤだとか、情けないといって受け入れず、ごまかしてしまうと
余計悩みは複雑化してしまい、自分の本当の気持ちがわからないといったことにもなってしまいます。
事実、そういった不登校やひきこもりのお子さんは大変多いです。
よって解決のためには、まずお子さんが、自分の気持ちや感情に気づくということからがスタートです。
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