不登校・ひきこもり|過食を伴わない拒食症になりやすいお子さん
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
過食を伴わない拒食症のお子さんの傾向として太ってはならないという気持ちで、
過食に走らず拒食を辛抱強く続けることのできる完全主義タイプのお子さんがほとんどです。
このタイプは執着気質といいます。
①何事も生まじめにやらないと納得できない傾向がある
②責任を果すために無理をしてでも実行する傾向がある
③やり始めたら完璧を求める傾向がある
④役割に対していい加減に対処することができない傾向がある
⑤ルールを守らない人を認められない傾向がある
上記5項目で4つ以上当てはまるお子さんはこの気質をもっています。
この気質は、いい方に出ている時はまじめで誠実、責任感も強く素晴らしいのですが、
ネガティブの方にいってしまうと自分にも周りにも完全を要求し、自分も周りも苦しめてしまう傾向があります。
よってまずはこの気質に気づくということが大事です。
そしてこの気質がないお子さんたちは、このタイプのお子さんから見ると、とてもいい加減に見えると思います。
それによって学校の友達や部活の先輩や後輩等に多くを求めてしまいトラブルになることも少なくありません。
世の中にはいろいろな価値観があるということです。
この気質がないお子さんはおおらかで細かいことを気にしないといういい面があります。
そこに気づき他者に完璧を求めることを諦めると楽になるのですが、その前にまずは自分に
“そこそこ”でよしと思えるといいですね。。
次に過食を伴わない拒食症のお子さんにとってやせたいという気持ちは、太るのが怖いという、
変化することへの恐怖心があります。
変化することが恐いという気持ちをもつのは心配症のお子さんです。
完全主義タイプと心配症の二つを併せ持つお子さんはまさにストレスを抱えやすいのです。
よって、この二つの気質があるとトラウマを作りやすくなります。
不登校やひきこもりのお子さんはこの二つを持っている傾向があります。
大変生きづらくなる傾向がありますが、しっかりと自分で自覚し、セルフケアできるようになると
他人を思いやれることができ、そして困難を乗り越えて自ら何事も解決していけるお子さんに成長して
いくことができます。
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