不登校・ひきこもり|お子さんが小学校低中学年の場合 その1
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
今回は小学校、低中学年の不登校について記します。
一般的に10才くらいまでのお子さんであれば中学生や高校生などと比較すると復学への時間は短くなります。
それは自我が芽生える前だからです。まず人間は自分が他者から大切にされたい、認められたい、愛されたいという心の欲求のベース部分を満たす必要があるのですがそれが満たされるのが10才くらいということです。しかし、最近はこれが7才くらいとも言われています。
そして次には自分が自分を大切にしたい、好きになりたい、信じたいなど自分自身に目が向いてくるわけです。
よって中学や高校生になると当然ややこしくなってくるわけです。
小学校低中学年の不登校のお子さんはこの心の欲求のベース部分が満たされていないので多くの場合、不登校になっているといえます。
しかし、それは親御さんの愛がないわけではありません。人間は同じ出来事でも個人によって物事の受け止め方は異なります。よくある例がコップに水が半分入っている場合です。
これを人によってはコップに水が半分も入っていると思う人とコップに水が半分しか入っていないと思う人がいるわけです。物事の事実としてはコップに水が半分入っているということですがそれのとらえ方はその人の持って生まれた気質やちょっとした心の傷などによって変わってきます。
よって同じ兄弟姉妹でも不登校になる場合とならない場合があるのです。
本人がそう感じているのであれば本人にとってはそれが事実になってしまうわけです。
よって本人の心の欲求のベース部分を満たしてあげればいいだけです。
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