不登校・ひきこもり|接し方を理解していることとできることは別
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
親御さんも熱心に勉強される方も多く素晴らしいことだと感じることが少なくありません。
しかし、知識として知っていることと実践できることは違うということなんです。
せっかく勉強されてもうまく使えないともったいないと思うんです。
やはり、ある程度使えるようになるには経験が必要です。
始めは理屈ではわかっていてもうまくできていないケースが多いのですが慣れればどんどん良くなっていきます。
カウンセリングは不登校やひきこもりの本人と親御さん(考え方、接し方)の双方にしたほうが効果はありますが、親御さんのみの場合で本人と会話ができる時は、接し方を学んでいただいたあとはノートに会話の内容を書いてきて頂きチェックすることが少なくありません。
例えば下記のような会話です。
お母さん「食べたもの下げてね」
本人「面倒くさいんだ」
お母さん「自分でたべたものくらい自分で下げなさい」
本人「...」
まずよくあるのが共感を忘れてしまいます。
「面倒くさいんだ」という気持ちを言ったのだから、そこは一旦「面倒くさいんだ」というフレーズを同じような言い方で共感して言うことが重要です。
本人の気持ちを肯定して受け入れるということが大事だからです。
しかし、親御さんも理屈ではわかっていてもついクセで反応してしまうのです。
こういったことは反復してやっていくしかないのです。
自分ではできているつもりでもノートを見るとできていないことが多くあります。
やはり、人間今までのクセというものは意識して直していかないと難しいと思います。
上記の会話は他にも変えたほうがいいところは沢山ありますが、今回はそこが話の論点ではないので割愛させてもらいます。
要は”わかっていること”と”できること”は違うということ、そして早く解決したいなら実践して修正していくということが大変重要であるということです。
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