不登校・ひきこもり|回復してきた時に気をつけたいこと その2
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
前回の続きです。
不登校やひきこもりのお子さんが、普通に外で友達と遊びに行ったり、買い物に行ったり、親御さんと普通に笑いながら話ができたりして親御さんが ”単なる怠慢なのかな?” “もう大丈夫なんじゃない?” “普通に動けるじゃない...” と思い始めたとしても本人は回復はしてきていますがまだ癒されているとは限りません。
それを見分ける方法の一つとしては本人の発言です。
不登校やひきこもりをまだ社会や学校のせいにしていたり、友達や先輩のせいにしている場合は本当の意味でまだ自分の方に心が向いていません。勿論多少なら構いませんがほとんどが社会や他人のせいにしている場合は回復してきていますがまだ時期尚早です。
周りのせいにすることを外在化というのですが、その場合はまだ自分の問題と本当の意味で対峙する時期ではありません。
この場合の多くはまだ”自分が他者から大切にされたい”という心の欲求のベース部分が満たされていません。
よって親御さんの”カウンセリングマインドを持った接し方”が必要とされます。
決して愛情がないわけではないのですが、お子さんの気質や物の受け止め方、心の傷などが影響してなかなか満たされないこともあるのです。仕方ないのです。
解決のためにもうひと踏ん張りしましょう!!
そしてそれが満たされたなら初めて本当の意味で本人は自分と対峙することができます。
安心して自分と向き合えるわけです。
この時こそが真の変化の時になります。
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