不登校・ひきこもり|前向き思考のススメは?
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“前向きに生きていこう”
“前を向いていこう”
ポジティブなことばではありますが
不登校やひきこもりのお子さんにとって
このことばは辛いと思われます。
また、良い影響も期待できないと思い
ます。
ふつうの状態であればいいのですが、
自己嫌悪に陥り自尊心が下がっている
状態、そして悩み苦しんでいる状態
そのような時に“前を向いていこう”と
言っても前は向けないはずです。
むしろ“前を向いていこう”と思っても
“前を向けない”自分にまた自己嫌悪
するのが関の山です。
お子さんは悩みが自分の頭の中で
グルグル回り八方ふさがり状態です。
よくうつ病などでストレスが亢進し
現実対応が難しくなり“大丈夫”
“問題ない”と言いながら同じ失敗を何度も
くり返す悪循環になることがあります。
この場合一見前向き思考のようですが
現実は負の連鎖です。
無理に前向きに生きなければなどと
思う必要はありません。
そーです。
~しなければならないはありませんから。
ムリはいけません。
解決するためには、
今、その人それぞれの目の前のどんな
小さなことでもいいのでできること
(悩み苦しむことも含めて)をやって
スモールステップで自信をつけていく
しかありません。
そしてそれを積み重ねることです。
それが一番の早道です。
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