不登校やひきこもりのお子さんを抱える親御さんに多い完璧主義タイプ
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
今回は不登校やひきこもりのお子さんを抱える親御さんに多い、完璧主義タイプの親御さんについて記します。
もともと日本人全体としても半分が該当するといわれています。
大変、真面目で責任感や正義感が強く、どんなことでもいい加減に取り組むことができないといういい面が多い傾向にあります。しかし、自分にも他人にも完璧を求めてしまいストレスをためやすい傾向にあります。
日本人はこの気質を持つ人が多いので経済が発展してきたのだと思います。
そして、不登校やひきこもりのお子さんを抱える親御さんは、圧倒的にこのタイプの親御さんが多いのです。
このタイプの親御さんは自分に対し、またお子さんに対し多くを求めてしまいがちです。
例えばテストで95点をとってきたとしても、そのことや努力の過程をほめずに
「すごいね。でももう少しで満点だったわね」
「よかったわね。でももう少しがんばって100点とろうね」等なかなか満足しません。
それによってお子さんは無自覚でプレッシャーを抱え、ストレスをためてしまうわけです。
親御さんが、ちょっとやそっとでは満足できないことが多いのでお子さんがほめられることも少ないため、お子さん自身も認められるために頑張ってしまうことが多くなり途中で息切れしてしまうことも少なくありません。
よってこのタイプの親御さんはまずは、自分のこの気質を自覚する必要があります。
そして、自覚した後は、自分のお子さんに対して求めていることが、高くなっていないかどうか確認してください。
これは持って生まれたものなので、意識していないとすぐ元に戻ってしまいます。
お子さんは、ただでさえ親御さんに認められたいと何かと頑張ってしまう傾向にありますので、
彼らがどのような状況にあろうと認めてあげ、受け入れてあげてください。
そしてお子さんの性格のよいところや物の考え方、習慣などをぜひほめてあげて下さい。
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