不登校・ひきこもり|カウンセリングによって変わってしまう⁉
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
今回は不登校やひきこもりのお子さんへのカウンセリングによって”自分が変わってしまう?”ということについてです。
よく誤解があるのがカウンセリングによって自分を変えるということが言われていますが、それってまったく今までの自分がなくなってしまうってこと??
そんなことはありません!!!
その辺は誤解している方も多いようです。
全くゼロになるわけではありませんよ!
しかしながら、人間は変化することへの恐怖や不安があるものです。
メンタル的にきつい状況にあっても、その状態に慣れてしまう傾向があります。その状況なりのメリットもあるわけで変化へのためらいがあります。
本来の自分自身のままで生きればとても愉しく生きやすくなるはずなのです。
でも人は生きているうちに環境や心の傷などによって数々の思い込みといった歪んだものの見方をするものを身につけてしまいます。
そういった殻をとっていく作業がカウンセリングになります。
その殻をとっていくことにより本当の自分になり生きやすくするわけです。
それによって今まで人の顔色を気にして言えなかったことが前より言えるようになったり、わかっていてもとれなかった行動がとれるようになったりするわけです。
カウンセリングによって変化というより、(本質的に全く変わらず)元の自分に戻っただけという感じです。
また、不登校やひきこもりのお子さんのカウンセリングの時期というものはお子さんによって異なります。(勿論、しない場合もありますが)
始めからする場合もありますし、親御さんが適切な接し方により自分が他者から大切にされたいという心の欲求のベース部分が満たされてから自分というものに向きあいたいと思ったときに時にする場合もあります。
カウンセリングのやり方や深さなどはお子さんの状況によって変わってきます。
いずれにしても、小学校高学年以降になると思春期になり自分に目がいくようになるので小学校低中学年よりは複雑になってきます。
勿論、その場合は本人が無自覚である潜在意識にアプローチする必要があります。
自覚している顕在意識だけでは本当の意味で解決しないことが多いからです。
やはり、カウンセリングをしていると本人の心の叫びがわかります。
それは、本人さえも気づいていないことが多いわけです。
でも親御さんも本人ももう忘れているような小さな過去のできごとが想起されることが少なくありません。
“え~そんなことー”というようなことです。
そこに人間の心の不思議さと奥深さを感じてしまいます。
特に注意してほしいことは不安障害やうつ、摂食障害等を併発しているものに関してはもう不登校やひきこもりとは言えないと思います。
しっかりとした対応をすればよくなりますので親御さんの的確な判断が求められます。
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