不登校・ひきこもり|解決過程で良い方向に向かっているのか?
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“おはよう!”
“いただきます!!”
等お子さんが元気な声を出してくれると親御さんとしては嬉しいですよね!
なぜならこれは明らかに解決の方向に向かっているからです。
さて、お子さんが解決の方向に向かっているのか、向かっていないのか親御さんは把握できているでしょうか?
多くの親御さんにとって明らかにわかるものもあれば、よくわからない時もあると思います。
例えば ”声が大きくなってきた” “よく話すようになってきた” “みんなとご飯をたべるようになった” “手伝いをしてくれるようになった”等は明らかに良い変化ですよね。
しかし、”ひまだ~と言うようになった” “わがままを言うようになった” “やたら甘えてくるようになった” 等は一見、悪化しているようですが勉強されている方ならおわかりのようにこれも多くの場合良い変化です。
でも分からない時はやはり専門家に相談するのがいいと思います。
また行き渋りや完全不登校になったばかりのころに昼夜逆転になったり、生活習慣が乱れたりゲーム三昧になったりというのも一見悪化したようにみえますがこれもその時期の多くのお子さんにみられる現象です。
これも親御さんにとっては面食らうとは思いますがやはりわからない場合は専門家に相談するのがいいでしょう。
このように不登校・ひきこもり解決の過程で起こる特有の行動というものもあります。
そういったものは親御さんがある程度把握されていると良いでしょう。
しかし、問題なのは回復する過程は”二歩進んで一歩下がる”ケースが多いのでその悪くなったようにみえる時の対処が大変重要になってきます。
例えば今まで親御さんの意見を聴いてきたお子さんが急に話を聴かなくなったとか、もしくはお子さんが”もう学校に行かない、行く意味がわからない”というようなことを言ってきたときです。
勿論、いろいろなケースがあるので断定はできませんが最初のケースでは親御さんが適切な接し方をしているのであればその場合、自分で物事を決めていきたいという自己成長心が芽生えてきたということになり悪いことではありません。
また、次のケースではやはりお子さんの話を聴いてみないとわかりませんが多くの場合、お子さんが自分の気持ちに正直になってきたということで悪いことではありません。
しかし、この場合本当に学校に行かなくなるかというとそうでもなく親御さんが適切な接し方を継続したり、場合によっては時期をみてカウンセリングを施したりすれば解決することが少なくありません。
というように判断が大変難しいケースがあります。
しかも個人によって状況が異なる場合も多いのでそういったときは焦らず、適切な接し方を継続しながら専門家に相談するのがいいと思います。
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