大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

不登校やひきこもりのお子さんが元気になってくると親御さんの多くは

“怠慢ではないか？”

“もう笑顔が見られるし普通なのに何で？”

“いつまでこれが続くのか？”

といった焦りやイライラがでてきます。

ましてここに到達するまでに親御さんは相当な努力をされてきたわけです。
よって少しほっとして精神的や肉体的な疲れがでるころです。
人間自分ではわからなくてもストレスがたまっていることも多いわけです。

よってお子さんが良くなって安定してきたときにいろいろな想いがでてきても不思議ではありません。

しかしながらこの焦りや怒りが不登校やひきこもりの解決を遅らせることも多いのです。
笑顔が頻繁に見られたり、会話が増えたとことは大変素晴らしいし、確実に回復へ向かっているのですが本人の見えない部分すなわち心の部分はまだ本人もどうしていいかわからない未解決の部分を抱えていることが少なくありません。

しかし考えてみてください。
多くの場合不登校やひきこもりの解決はスモールステップです。
よって見える部分が解決しただけでも凄いことです。
だからこれから先もスモールステップでいくしかありません。

見えない部分は見えないだけに前に進んでいるのかどうかわかりづらいところではあるので
親御さんにとってきつい部分はあるでしょうが必ず細かく観察していると変化はあるはずです。

勿論お子さんが「学校に行く」と言って行かなかったり、楽しいと言っていたサークルや趣味などを止めてしまったり等の一見マイナス事項も出てくることもあるとは思います。
しかし、そういったこともありつつお子さんが思考錯誤しながら進むことがお子さんにとってはとても大切なことなのです。
そしてそれを知りつつ寄り添い続けることが親御さんのできる最大のサポートであると思います。