不登校・ひきこもり|自己決定能力を上げていくこと
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校やひきこもりのお子さんは、
行動をおこす時、例えば学校へ行くことや
社会に参加するといったことへの
動機が強ければ動けるわけです。
学校が楽しいとか将来やりたい仕事が
あるのでそのために大学や専門学校で
勉強したいという目的があるといった
こと等です。
しかし、多くの場合その動機がない上に
行きたくないという負担が強いので
動けなくなってしまっているわけです。
動けるようになるためには負担を減らし
動機を増やせばいいのですが、その為には
まずは支援が必要です。
これは親御さん、兄弟、学校の先生、祖父母、
近所の人、地域サークルの仲間、カウンセラー
など支援があれば大丈夫です。
次に行動を変えていく際に重要な役割を
果たすものに“自己決定能力”といった
ものがあります。
これは自らが動く際には大変重要な
能力で長い人生を考えた際には
はずせないものです。
しかし、これを上げていくためには
不登校やひきこもりのお子さんに多い、
他人の目が気になる、自分を抑えてしまい他人に
合わせてしまうというイイコ心が強いと
自己決定能力は上がりません。
何故なら他人の顔色が気になり自分で
決められないからです。
またもうひとつ自己決定能力を妨げる
ものとしては他人への“依存心”が
あげられます。
やはりこれが強いと自分では決める
自信がなく、つい他人に依存してしまい
自分で決めることができません。
逆にいうと“自己決定能力”を上げていく
ためには他人の顔色が気になるイイコ心や
他人に依存する依存心を低下させれば
いいわけです。
これは幼少期のトラウマが関与しているので、
カウンセリングによって変えることができます。
しかし、それができない場合や小さい
お子さんの場合はリスニングスキルに
よって親子間の信頼関係を築き
全て自己決定してもらいスモールステップ
で自信をつけていくしかありません。
この“自己決定能力”は心が折れないように
なる一生涯必要とするものなので
不登校やひきこもりの間に養う努力が必要です。
そうでなければ大きくなってまた心が
折れる可能性があります。
長い人生を考えた際には“自己決定能力”
を上げることは必須のものです。
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