不登校・ひきこもり|お子さんの気質を理解する その3
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
今回は不登校やひきこもりの人にストレスを引き起こしているもうひとつの気質についてです。
「こんなんじゃダメだ。もっともっと頑張らなければ!!」
「まだまだ自分はダメだ」
「どうしてあいつはあんなにルーズなんだろう?」
こだわりが強い、完璧主義の傾向が強い執着気質です。
他にも特徴として大変、真面目で誠実、義務感や責任感が強い傾向があります。
完璧主義といってもこれは他人から見て完璧というわけではなく、その人なりの完璧を目指したり、こだわりが強い傾向があります。
不登校やひきこもりのお子さんは圧倒的にこの気質を持っている人が多いわけです。
なぜこれを持っているとストレスがたまるかというとこだわりが強く完璧を目指し、自分に対するいろいろな要求が高まるからです。
そして要求が高いため、なかなか満足できないからです。
しかもこの要求は自分のみならず他者にも求めます。
しかもこの気質を持つ人の自分や他人に求めるものはこの気質を持たない人からみたら時には200%くらいの場合もあります。
例えばこれが友人関係の場合だと友達に対してもこだわりが強かったり、完璧を求めたりするため時として友人に対し
「なんであいつはこんなにルーズなんだろう」
「なんであいつはわかってくれないんだろう」
等期待に応えてくれないとがっかりして落胆してしまったり、友達との間でトラブルを起しやすい傾向があります。
それは親御さんや学校の先生、会社の上司などに対しても同様です。
一方、もうひとつ他者からの要求に応えようとして頑張りすぎてしまいます。
これは人から認めてほしいという欲求が強いという面もありますがやはりこだわりや完璧を求めとことんやってしまうため疲れてしまったりするわけです。
また重要なのは自分の完璧主義やこだわりによる自分や他者にたいする要求の強さが普通と思っていることです。
まずはそこに気づく必要があります。
気づいて認めるだけでも全然違ってきます。
解決するにはまず気づくということです。
多くの人がこだわるところやものがあるとは思いますができれば本当に好きなことのみにこだわれるようになれば楽になるでしょう。
また、完全にできるかどうかにこだわって行動できないという傾向もあります。やはりとりあえずやってみるということも人生においては重要なところです。
取り返しのつくようなことであればとりあえずやってみるということもできればいいですね。
勿論、本人にとってできるどんな小さなことでもかまいません。
スモールステップでやっていけるといいですね。
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