不登校・ひきこもり|心の傷を作りやすい気質とは
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
同じ兄弟でも不登校やひきこもりになる子もいればそうならない子もいるわけです。
同じ親御さんに育てられたのにどうしてでしょうか?
大きな理由のひとつは気質によるものです。
気質というものは不登校やひきこもりになる大きな原因のひとつなのです。
しかも、その気質によっては、これまた不登校やひきこもりの大きな原因のひとつである“心の傷”が作られやすかったりするわけなんです。
この気質については誰も悪くなく仕方ないのです。
なぜなら持って生まれたものですから。
それではまずどのような気質が“心の傷”を作りやすいでしょうか。
ひとつめは不安気質といわれる心配性です。
これはこの気質がない人にはわかりませんが小さなことでも大変不安になります。
例えば友達や部活の仲間と何か小さな問題が起きたとします。
そうすると“自分は嫌われたのではないか?”
“仲間はずれになるのではないか?”等勝手に妄想してしまうのです。
そして何の根拠もなしに“もう自分はダメだ”“もう自分はひとりぼっちだ”等悪いほう悪いほうにいってしまったりします。
不登校やひきこもりのお子さんのカウンセリングをしていると、ほぼ全員この気質をもっています。
こういう気質があると小さい頃どうなるかというと親御さんからの愛情がたっぷりあるのにもかかわらず“自分は愛されていないのではないか”と大変心配しやすくなってしまいます。
そしてそれによって“心の傷”を作ってしまいます。
なぜなら幼少期の“心の傷”というのは“自分が他者(親)から愛されたい、大切にされたい”という心の欲求のベース部分が著しく満たされていないと本人が感じたときに作られるものですから。
ここで勘違いしないでくださいよ。
ようは愛されていないと感じるのは本人なんです。
親御さんの愛情がたっぷりあっても本人が愛されていないのではないかという気持ちがあるとそれで心の傷はできてしまうんです。
よって心配性のお子さんはネガティブに感じやすいため心の傷を作りやすくなってしまうということです。
だからこれは仕方ないことなんですね。
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