不登校・ひきこもり|解決のために閉じた質問を活用する
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
今回は不登校・ひきこもりのお子さんと会話を展開するため”閉じた質問”の応用を活用するということです。
“開いた質問”はご存知の通り「どうしたの?」とか「どう思う?」「どんな感じ?」等で相手が話をしやすくなり、またその後話が続きやすくなる質問法です。
現在、不登校やひきこもりのお子さんとうまく会話ができている親御さんはこれからも開いた質問を使い存分に会話を展開していってください。
しかし、現在お子さんと会話をしようとしても「別に」とか「...」等のような状況の場合は親御さんがあまり声かけをしなくなる場合も少なくありません。
さりとて開いた質問をしても会話は続かない傾向にあります。
そのような時は閉じた質問の応用したものを使ってください。
閉じた質問というのは「ご飯食べる?」「お風呂入る?」といったようなかんじで考えなくても答えやすい質問法です。ただし会話は続かない特徴があります。
よって、それだけだと今後の展開も期待できないのでそれを応用して選択できるように質問してみましょう。
例えば「きょうの夕飯はカレーととんかつどっちがいい?」
「旅行に行くけど温泉と海どっちがいい?それとも行かない?」
「買い物に行ってあなたの冬物の洋服買ってくるけれどセーターとズボンどっちがいい?それとも何かほしいものある?」
というように提示してあげることによって単純な閉じた質問よりは考えることにもなり、また会話が続く可能性があるわけです。
また例えば中学生や高校生の場合は進路の問題もでてきます。
その場合はどんな状況であれ進路の話はしなければなりません。
その時も会話がうまくできない状況の場合は「進路はどうするの?」「進路はどう考えているの?」
と開いた質問をするより「進路は大学とか専門学校に行きたいの?それとも働くの?どっちを考えているの?」といったような質問のほうが本人も答えやすいわけです。
こういった質問の方法は実行すればすぐに慣れるはずです。
いずれにしてもお子さんの状況に合った質問の仕方をしていきましょう。
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