不登校・ひきこもり|お子さんの話の途中で起こる思い込みや先読み
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
お子さん「やっぱり〇〇の歌はいいよね」
お母さん「やっぱり〇〇の歌は
いいんだね」
お子さん「今度東京ドームでコンサート
やるんだよ。すごいよね」
お母さん「東京ドームでコンサート
やるんだ。でもこの前△△の
コンサート行ったばかりだから
今回はダメよ」
お子さん「誰もコンサート行きたいなんて
言ってないでしょ!!」
というように、せっかく会話がうまくいっていても
会話の途中で自分の思い込みや先読みで
会話をしてしまい、場合によっては
アドバイスをしてしまったりして
お子さんがやっぱりわかってくれないんだ
となって逆効果になってしまうことが
よくあります。
もしかしたらお子さんは本当にコンサートへ
行きたかったかもしれません。
しかし、これではそこにたどり着く前に
会話が終了してしまいお子さんにとっても
親御さんにとってもいいことはありません。
この例の場合コンサートへ行く、行かないと
いうことも大事ですが話を最後まで
しっかりと傾聴するということに意味が
あります。
傾聴し共感的に繰り返すことにより
わかってくれたと思え嬉しくなります。
そしてそれを繰り返すうちに心を開き
“自分が他者から大切にされたい”という
心の欲求のベース部分が満たされ
安心してお子さんがお子さん自身に
目が向けられるようになるわけです。
そして自分で自分のことを決めることが
できる自立心が養われるわけです。
お子さん自身が親御さんへの思い込み
“どうせ気持ちをわかってくれない”
という思いがあると段々会話をしなく
なります。
そうなると解決の道は遠ざかります。
それを防ぐには“リスニングスキル”を
しっかり、コツコツと続けるのが
王道です。
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