不登校・ひきこもり|お子さんの話を最後まで傾聴したり共感できない場合には
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校やひきこもりの解決には
お子さんの話を最後までしっかり
傾聴し共感するということは
大変重要です。
しかし、親御さんがお子さんの話を
聴いているときによくあるのが
“話の途中で意見やアドバイスを
したくなり話が最後まで聴けない”
“話を聴いていると頭にきて冷静に
聴けない”
“話を聴いていると悲しくなってきて
聴けない”
等です。
こういったケースは少なくありません。
多くの親御さんが適切な対応を始めたりすると
出てくる悩みです。
場合によっては、最初から
“子どもの話を聴いているとイライラする”といった悩みで
カウンセリングにいらっしゃるお母さんもいます。
こういった話を聴けないという悩みは、単発的なことなのか
前からなのかによって話は変わってきます。
まず単発的な場合ですが
親御さんがお子さんに対して
こうしてほしい、こうなってほしいと
いう気持ちや期待があるのですが
そうなっていない、そうならない
お子さんに不満がある場合です。
よって話の途中で自分の中の不満や
怒り、悲しさなどが出てきたり、また
こうしてほしいとかこうなってほしい
ということを言いたくなってしまう
ことによりお子さんの話どころでは
なくなってしまうわけです。
これは時として、ましてお子さんの
状況を考えると仕方ないこととは
思います。
しかしこのような状況でいくら
傾聴、共感しても効果はありません。
なぜなら親御さんの態度や表情で
お子さんに親御さんの不満が悟られて
しまう可能性が高いからです。
よってこのような場合はまず
自分の気持ちや考えを整理する
ことです。
そのためにはまず自分の気持ちを
話せる人にまず話を聴いてもらう
ことです。
そしてまたお子さんの状況を
しっかりと把握するため
それを教えてくれる人に相談
したほうがいいでしょう。
それによりお子さんの状況が
変わらずとも以前より見通しがたち
親御さんの気持ちは楽になるはずです。
そしてまた、親御さんのお子さんへの
期待ですが、これはお子さんの状態や
親御さんの気質や考え方、状況によって
いろいろなパターンがあり一般論では
語れません。
しかし、基本的にはお子さんを
変えるのは無理なので親御さん自身が
物の見方、考え方を変えていった方が
早いと思います。
そしてもうひとつ話を聴くと最後まで
聴けないというのが単発的ではなく
以前からの場合はまずひとつがクセの
場合があります。
その場合は努力により最後まで
しっかりと聴けるようになります。
しかし、努力によっても聴けるように
ならない、聴こうとしてもイライラや
悲しさ、怒りなど気持ちや感情が
邪魔をしたり、我慢できず自分が
話したくなるなどの場合は親御さんの
心の傷が関与している可能性が高いです。
その場合は全く病気ではありませんが
カウンセリングによって癒すことにより
話が聴けるようになるのでお勧めします。
それによって親御さんがいろいろな
面で楽になり、しいては不登校や
ひきこもりの解決が早くなります。
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