不登校・ひきこもりブログ

不登校・ひきこもりに関するお役立ち情報を日々お届けしていきます。

大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

よく親御さんに聞くことがあります。

 

しっかりと自分の気持ちを伝えています
か?と。

 

お子さんが10年近くひきこもりを

している親御さんは、お子さんが

“いてくれるだけでありがたいと思って

いる。それしかありません”

と言われました。

 

まさにそれこそ無条件の愛です。

 

しかし、残念ながらその気持ちを

伝えていないということでした。

 

よってその気持ちをすぐに伝えて

もらいました。

 

お子さんは目をうるうるさせていた

そうです。

 

嬉しかったんですね。

 

そのお母さんは結構ぶっきらぼうな方

だったのでまさかそんなことばを

言われるとは思ってなかったようです。

 

親御さんが思っているお子さんへの

無条件の愛の気持ちを素直に

伝えましょう。

 

要はお子さんの存在そのものを認める

ことばを伝えるのです。

 

“お母さん(お父さん)は○○がいてく

れるだけでありがたいと思ってるんだよ”

 

“お母さん(お父さん)は○○を愛して

いるよ”

 

“お母さん(お父さん)は○○が生まれて

きてくれて嬉しいよ”

 

これらは心の欲求のベース部分を

満たすので大変効果があります。

 

しかし、自分が心からそう言えない時は

言う必要がないし仮に言ったとしても

効果はありません。

 

言うときはできる限りちゃんとした

雰囲気の中でしっかりと伝え、その時に

自分の中でジーンとなったりしたら

よりいいと思います。

 

本人は照れ臭かったりして

“何言ってんの”とか“気持ち悪い”などと

言ってくることもありますが心の中では

嬉しく喜んでいると思いますので気に

しない方がいいでしょう。

 

その場では効果がないように見えても

本人の心にはそれが残りますので

親御さんがそう思っているなら

伝えておいた方がいいでしょう。

 

ただし、言った後にまた先回りや過保護、

過干渉等の同じ対応をしていたら

あまり効果はなくなってしまうので

気をつけてください。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。