お子さんと親御さんの相手に対する期待のズレ
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
お子さんと親御さんの関係がうまくいっていない場合、それぞれが相手に対して期待していることと相手が思っていることのズレがあると捉えることができます。。
例えば親御さんがお子さんに対して
「どういう友達と付き合っているのか親に話しておくべきだ」と思っていてもお子さんは
「もう高校生なんだからいちいち言う必要はない」と思っていると
そこで親はイライラを募らせ何か悪いことをしているのではないかと勝手に妄想を膨らませます。
これは夫婦間でも同じです。
お父さんは
「家事はやるけれども子育てはお母さんに任せた」
と思っていてもお母さんは
「子育てに関しても積極的に協力してほしい」
と思っていると
お父さんはお母さんに
「なんでしっかり子育てしてないんだ」と思い、お母さんは、
「家事は手伝ってくれるのになんで一人で子供の事悩まなくちゃいけないの」と思い、
お互いに不満が溜まっていきます。
そして登校しぶりになった時などにお父さんは、
「しっかり子育てやらないからこんなことになるんだ」
お母さんは
「あなたが協力してくれなかったからこんなことになるのよ 」
とズレによる不満が爆発します。
このズレがあってもお子さんと親御さんもしくは夫婦間において、このズレが認識されしっかりと話し合っているのなら大きな問題にはなりません。
しかし、お互いが期待のズレがあることに気づいていなかったり、お子さんが
「どうせ親に何を言ってもムダだ」
などと思っていると話し合う機会すらありません。
こういったズレが起こるのは仕方ありませんが問題なのは“コミュニケーション”がとれていないということです。
コミュニケーションがしっかりとれていればズレは埋まることも多いですし、仮に
埋まらなくても相手を受け入れようとすることができるようになります。
このコミュニケーションというのは相手の話をしっかりと聴け、しっかりと自分の気持ちや考えを伝えられるということです。
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