不登校・ひきこもりブログ

不登校・ひきこもりに関するお役立ち情報を日々お届けしていきます。

「何度言っても動かない」「言えば言うほど反発される」
そんな悩みを持つ方は少なくありません。

実は、子どもが“動かなくなる”背景には、
あなたの言葉の伝え方が深く関係していることがあります。


よくある言葉かけの落とし穴

たとえばこんな言葉、思い当たりませんか?

  • 「早く寝なさい」
  • 「もう宿題はやったの?」
  • 「明日の準備はできたの?」

これらは、あなたが子どもを心配しての言葉ですよね。
でも実は、主語が「あなた(子ども)」になってしまっているのです。

つまり、
「(あなたは)早く寝なさい」
「(あなたは)もう宿題はやったの?」という形。

この言い方は、子どもにとっては非難されたように聞こえてしまいます。
すると心の中で「うるさいな」「わかってるよ」と思ってしまうのです。


「言うほど動かない」理由

そうなると、子どもは言われた通りに動かないだけでなく、
仕方なく行動しても“自分から動いた”わけではないため、自立心が育ちません。

結果として、指示待ちになり、依存心が強まってしまいます。


親の本音を伝える「私表現」

あなたが本当に伝えたいのは、「心配だから」「大切だから」という気持ちですよね。
その思いを、“私表現”で伝えてみてください。

たとえば、

「早く寝なさい!」
→ 「お母さんは、早く寝ないと朝つらくて遅刻しないか心配なの」

たったこれだけで、言葉の印象が大きく変わります。
子どもは「自分を責められた」とは感じず、
「自分のことを心配してくれている」と受け取れるのです。

ただし、この伝え方には即効性はありません。
日ごろから話を聴き、信頼関係を育てておくことが大切です。


おわりに

子どもが自ら動けるようになるためには、
“叱ること”よりも“伝え方”を変えることが近道です。

今日も少しだけ、子どもの声を聴く時間をつくってみてくださいね🌿


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