不登校・ひきこもりブログ

不登校・ひきこもりに関するお役立ち情報を日々お届けしていきます。

大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

不登校やひきこもりのお子さんは

自分を大変良く見つめる傾向が

あります。

 

これは“内在化”というのですが

“問題を自分の問題”として捉えて

いるのです。

 

勿論100%内在化しているわけでは

ないと思いますが内在化傾向が強いと

いうことです。

 

また問題を“外在化”といって

“社会のせいや他人のせい”にしていると

楽ではありますが、いつまでたっても

解決しません。

 

よって“内在化”することによって

問題を解決でき新しい自分になることが

できます。

 

しかしながら、“内在化”すると自分の

問題として捉えるため大変苦しいわけ

です。

 

自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったり

して自分の頭の中で考えがグルグル

回ってしまい逃げ道がなくなるわけです。

 

そこには悪循環の元になっている

幼少期の頃の日常生活で作られた

ちょっとした心の傷が存在すると

思います。

 

この内在化しているお子さんは

心の欲求のベース部分が満たされて

いません。

これは、親御さんの愛情がないわけではなく、

本人の幼少期の環境や気質から愛情不足感を

感じてしまっているだけなのです。

 

そしてまた、内在化でなく

社会、友人、学校のせい(外在化)にして

自分を守ろうとする場合もあります。

 

特にいじめられて不登校やひきこもりに

なってしまった場合はそうです。

 

確かにいじめる側の子どもは悪いと思います。

 

しかしながら、いじめられるお子さんも

(発達障害の場合を除く)心の欲求の

ベース部分が満たされていないことが多いのです。

 

よって親御さんが寄り添う、気持ちを

受け止める接し方をすることによって

そこが満たされると今度は自分に目が

向けられ自己成長心が強くなり自分を

変えるために動き始めるわけです。

 

これは、さきほどの内在化している

お子さんも同様です。

 

その時期になるとお子さんが希望し

カウンセリングを受けることが多いのです。

 

それによって、始めは外在化していたお子さんが、

自分の問題としていろいろなことに気づくことが

少なくありません。

 

それによって、以前より心が安定し

自分のペースで自分の道を歩んで行くことが

できるようになるのです。

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