不登校・ひきこもり|回復してきた時に気をつけたいこと その1
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“何でこんなに動けるのに...”
“怠慢なんじゃないの...”
“もう大丈夫でしょ...”
等、不登校やひきこもりのお子さんが回復してきて、動けるようになり親や友達と外出できたり、親御さんと笑いながら普通に会話ができるようになった時に親御さんに上記のような気持ちがでてくる傾向があります。
親御さんからしたらそれは無理もないでしょう。
なぜならどう見ても元気そうに見えるわけですから...
しかし、そこは要注意です!!
お子さんにとっては時期尚早ということが多いからです。
それは何カ月や何年も努力してきたわけです。
不登校やひきこもりの解決に近いかもと感じたらやはり人間、欲もでてきますよね。
もうそろそろ社会復帰や復学ができるのではないかと気持ちが先走ってしまいます。
それによってお子さんに対する態度に微妙に変化が生じ解決が遅くなってしまいます。
また”何でこんなに元気なのに...”と感じお子さんが怠慢なんではないかと思うことも多いわけです。
そう思うと怒りやイライラが生じてきたりします。
それによりやはりお子さんに対し対応が変わってきたりします。
不登校やひきこもりの解決にはなかなか一直線の右肩上がりはありません。
よってまずは適切な対応を変えないことです。
変えないことによってお子さんは安心して自分の内面と向き合うことができます。
お子さんからしたら親御さんが変らず信用できるということが重要なわけです。
そしてスモールステップでいくということも重要です。
焦ったり、欲がでるとどうしても先を急いでしまいます。
言動によってお子さんにその気持ちが通じてしまいお子さんに逆効果になることが少なくありません。
急がば回れの精神がポイントです。
少しずつ、少しずつ慎重にいきましょう。
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