不登校・ひきこもり|“完璧主義”タイプのお子さんと接するには
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
前回は“完璧主義”タイプの特徴に
ついてでしたが今回はこの気質を持つ
お子さんとうまく接するには
どうしたらいいのかについて解説
させていただきます。
このタイプのお子さんは大変真面目で
誠実、正義感も強く、自分の責任を
しっかりと果たそうとする傾向が
あるのでそのようなところを認めて
褒めてあげるといいと思います。
認めてもらいたい気持ちが強いので
いい考え方、習慣、言動、うまくいった
ことなどは認めて褒めて伝えること
です。
但し親御さんが本当にいいと思った
ことだけにしましょう。
そうしないと認めてもらうためだけに
行動してしまうようになってしまいます。
またこの気質を持ったお子さんは
自分へも他人へも完璧を求めてしまう
傾向があります。
そして他人からの要求に対しても
100%以上期待に応えようとします。
これらによって大変なストレスが
たまります。
そしてまた、こういったことに対して
本人が気づいていない傾向があります。
気づくことによってセルフケアが
できるようになりますが気づかない
場合はどうにもなりません。
よって“そこそこでいいんだよ”と
いうことをお子さんにうまく伝えて
あげる必要があります。
それを伝えてた後にわかってはいても
そこそこにすることは、なかなかできないと
思いますが、一応伝えておきましょう。
また自分と同じものを他人に対しても
求めてしまう傾向がありそれにより
対人関係がうまくいかなくなることが
よくあります。
よってそのような傾向がみられたら
他人に対しては同じことを
求めないほうが望ましいということを
可能であるなら気づいてもらうことも
重要です。
また行動しようかどうか迷っている
ことがあるとなかなか決められず
考え続けてしまうところがあります。
慎重なのはいいことだと思いますが
余りに考えすぎて結果やらないと
いうことも多いのでとりあえず
やってみてから決めてもいいような
ものはそのことをうまく伝えて
みて下さい。
いずれにしてもこの気質を持った
お子さんは黙っていても、しっかりと
行動するお子さんなのであまり
強く言い過ぎないことが重要です。
但し上記のお子さん本人が気付いて
いないようなことはうまく伝えて
あげてください。
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