不登校・ひきこもりブログ

不登校・ひきこもりに関するお役立ち情報を日々お届けしていきます。

大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。

次の項目をチェックしてみて下さい。

①人前で自分が何かを言ったりすることによって恥ずかしい思いをするのではないかという強い恐怖がある。

②失敗することや人からみられること、評価を下されることがいつもとてもこわい。

③恥ずかしい思いをするのではないかという恐怖のためにやりたいこともできないし
人と話をすることもできない。

④人と会わなければならないときはその前に何日間も何週間も悩む。

⑤知らない人と一緒にいるときに、あるいはその前に顔が赤くなったり、沢山汗をかいたり震えたり吐きそうになったりする。

⑥学校行事や人前で話すような状況など人とかかわる場を避けることが多い。

⑦以上の恐怖を追い払うために飲酒することが多い。

これらの項目は米国保健研究所(NIH)の

社会不安障害を見つけるためのチェック

リストです。

 

該当項目があったら社会不安障害かも

しれないというものです。

 

しかし、ほとんどの人は程度の問題は

あるにしてもこれらの項目のひとつ

くらいは当てはまったことがあったの

ではないでしょうか。

 

例えば学校で何か発表するときなど

失敗したらどうしようと不安になったり

自分に自信のない科目で先生に当てられる

かもしれないと緊張したりといった

ようなことです。

 

これらは普通の反応です。

 

しかし、社会不安障害の場合このような不安が、

日常生活のほとんどの領域におよび、

そしてそれが毎日続くという感覚です。

大変辛い状態です。

 

本人も自分の不安が普通ではないことを

自覚しています。

 

そしてそんな不安にとらわれて生活に

支障をきたしている自分に対して

情けなさを感じてしまいます。

 

そしてそんな自分をどこかおかしいと

感じています。

 

そして多くの社会不安障害の人は

“本当の自分”を知られたら他人は

自分のことを嫌いになるだろうと

思っています。

(全くそんなことはないのに)

 

ですから自分がどう見えるかと

いうことを大変気にします。

要はイイコ心が強いのです。

 

人前で話しておどおどしてる自分や

震えている自分に気づかれるかも

しれないと思い人前で話すことを

避けたりするわけです。

 

社会不安障害という診断をくだすには

専門家による面接が必要です。

 

しかし、専門家の中でもどこまでが

社会不安障害かということについて

統一された見解があるわけでは

ありません。

 

よって病気でないのに社会不安障害と

診断されているという場合があるという

問題はあります。

 

しかしながら社会不安障害の場合

病気であるのに病気扱いされていない

人の数の方が圧倒的に多いと思われます。

 

本来病気であるのに自分が病気だと思わず

自分を責め自分が人としてダメだと

感じている人がとても多いのです。

 

なぜ病気として扱った方がいいかは

放っておくと治らないものだからです。

 

よってまず回復するためには病気と

いう認識が必要なのです。

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