不登校・ひきこもり|自立心が養われる対応の仕方
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“ママ、これどうやってやるの?”
“ママ、どうしたらいい?”
お子さんは、何かと頼ってきます。
やはり不登校やひきこもりのお子さんは、自分で物事を決めるのが
苦手です。
なぜなら依存心が強く、自立心が養われていないからです。
自分で決められないということは、なかなか自信にならないのです。
それによって自尊心も低下して自分のことが好きになれません。
そして、ますます負のスパイラルにはまっていきます。
よって、不登校やひきこもりのお子さんにとって大切なのは、
自立心が養われるということになります。
自立心を養うにはどうしたらいいでしょうか?
それは、子供の成績がよくても悪くても、期待する行動をしてもしなくても
お子さんを受け入れる、存在を認めてあげる無条件の愛情が必要です。
よくあるのは、テストの点が良かったらよかったら、成績がよかったら、言うことをきいたら
といった条件付きの愛情です。
これだとお子さんの心は満たされません。
よってこのやり方で接していると不登校やひきこもりのお子さんの問題は解決しません。
仮に解決したとしても多くの場合は相当な時間を要することでしょう。
よって無条件の愛で接するのがベストです。
それの具体的方法としては、一番効果があるのが
カウンセリングマインドを持った接し方のひとつ
最も重要なスキル、子どもの気持ちを受け止める”リスニングスキル”です。
これは子どもに限らず大人でもそうですが、人間は皆、気持ちをわかってほしいのです。
人の話をそのまま聴くこと、傾聴するのがリスニングです。
傾聴により気持ちがわかってもらえると嬉しいわけです。
そして、この親ならわかってもらえる、気持ちが通じると思えると
嬉しくなって脳内でセロトニンやドーパミンが生成され元気になったり、意欲がわいたり、
自信がでたりします。
また、安心安全な雰囲気の中でしっかり聴いてもらうことにより、自分の気持ちや感情に気づき
気持ちや感情の奥にある自分が本当はどうしたいのか、何を求めているのかに気づき、
自分がこれからどうしていったらいいのかわかるようになるという大きなメリットがあります。
しかしながら、これにはスキルが必要です。
多くの親御さんが自分では、できていると思っていても、実際にカウンセリングすると
できていないことが多いのです。
やはりある程度トライ&エラーで実践していくことが必要です。
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