不登校・ひきこもり|心の傷について その2
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“心の傷”といっても原因はいろいろあります。
これは前回もお伝えしましたが事故や地震といった災害によって命の危険を感じる接死体験といった本当にヘビーなものもあれば、日常生活で起きた些細な出来事が原因といったものまで原因は幅広いのです。
不登校やひきこもりのお子さんの“心の傷”といったものは実は日常生活で起こった些細な出来事が原因であることがほとんどです。
しかし、私も含め多くの人は、多かれ少なかれ持っているのです。
でも本人が普通に生活し何も感じていなければ“心の傷”を持っていても何の問題もないのです。
持っていることが問題ではなく“心の傷”がその人の日常生活に影響を与え、本人の人生に影響があるような時に問題となるわけです。
勿論、こころの傷が不登校やひきこもりの原因の全てというわけではありません。
思春期という時期や環境、気質や発達障害に起因する様々なこと等も要因だと思います。
よく“いじめ”や“部活”“塾通い”“友人関係”“先生からの体罰”などがきっかけで不登校になったという人も多いのですが、これらはあくまできっかけに過ぎないということがほとんどです。
根底にあるのはその人の気質や“心の傷”、環境等が複雑に絡み合って起こったものです。
でも心の傷はやはり不登校やひきこもりのお子さんに大きな影響を与えています。。
例えば登校しぶりだったころ学校に行こうとするとお腹が痛くなる、気持ちが悪くなる、固まって起きられない、涙が出てくる等の身体症状があったとします。
そして回復してきて再登校しようとした時、また同じような感覚になって行けなくなってしまうことがあります。
これなどはやはり“恐怖感”や“不安”に支配されてしまっているわけです。
要は頭では行ける、行きたいという思いがあるのですが、その場になるとその時の恐怖感などがフラッシュバックしてしまい体が反応してしまうわけです。
行動したいことがあっても、それができないときは“トラウマ”の可能性が限りなく高いのです。
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