不登校・ひきこもり|お子さんの暴言・暴力は
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校やひきこもりのお子さんは
不安定な時期は家庭内で暴言や暴力に
訴えることも少なくありません。
当然だと思っていたことが思う通りに
ならなかったりしたときに大変強い
怒りがわき、しかしその気持ちを
うまく表現できないときに暴言や暴力
という形で親御さんに訴えやさしさを
引き出そうとします。
暴言や暴力などで相手を傷つける
ことによって気を引くという
心理パターンです。
前回は自分を傷つけたり、痛めつけたり
して気を引くというパターンですが
今回は親御さんを攻撃することによって
気を引いているのです。
いずれにしても根っこは同じで
わかってほしい!!
認めてほしい!!
と心の底で訴えているのです。
しかし、こういった行動をしても
本人は、自己嫌悪や罪悪感、無力感などが
増すばかりで根本的な解決には
なりません。
お子さんは無自覚でやっていることも
少なくありません。
これらはお子さんが生きていくためには
必要であり仕方のない行動です。
そうするしかなかったとしか言いようが
ありません。
まずは、また親御さんはお子さんのわかってほしい、
認めてほしいという気持ちを受け止めるリスニングスキルを
しっかり活用してください。
それによりお子さんは自分の気持ちに気づいていきます。
本人が、自分で自分の気持ちに気づくということが大切です。
しかし、心の傷が原因の場合も多く
お子さんを癒すことが必要な場合もあります。
自分の行動を変えたいと思っても
心の傷ができたときのネガティブ感情が
邪魔をして(見捨てられる恐怖心や
パニック、無力感など)変えられない時
そしてそれらが自分の生活に影響を
与える時などは癒したほうがいいかも
しれません。
しかしながら、それは親御さんとお子さんの
信頼関係ができてからの話です。
よくあるのが、親御さん、とくにお父さんが
お子さんと同じ土俵でけんかをしてしまうことです。
単発なら仕方ないですが、常時そういう対応であると
いつまでたってもお子さんは、変わらないのです。
やはり、お子さんの“わかってほしい”という”気持ちを
受け止めるリスニングスキルで対応したほうが早いのです。
自分が変わった方が早いのです。
しかしながら、親御さん本人が気が短かったり、わかっていても
やってしまう、話を聴いていられない等の場合は
自分の力だけでは行動変容できないので、その場合は
カウンセリングを受けることをオススメします。
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