不登校やひきこもりのお子さんの低下した自尊心を上げるには
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校や行き渋り、ひきこもりの子どもの自尊心は低下しています。
自尊心が低いということは自信もなく、自己決定することが苦手な傾向があります。
よってこれを上げることはその子にとっての将来を考えると大変、重要なことです。
多くの場合は、まず原因となったできごと(きっかけ)で傷つき、そして学校へ行くべき、社会参加
すべきと思っていてもできない現状の自分に対して自己嫌悪があり、自尊心は更に低下していきます。
それだけでなく成長の過程で依存心やイイコ心といったものが強くなっています。
依存心が強いということは当たり前ですが、人に頼る気持ちが強いということです。
こういった子の場合の多くは、親御さんに物事を指示してもらったり、決めてもらったりすることを自覚、無自覚に
かかわらず望んでいます。しかし、親御さんに言われてやったことがうまくいっても自信にはならないことが多いです。
しかも、イイコ心が強いため親御さんの顔色が気になって、自分の意見や気持ちが主張できず仕方なく行動する傾向があります。
その場合は尚更、自信にはならず自己嫌悪が生じることも少なくありません。
仮に親御さんには反抗していたとしても学校の先生や友達等、他人にはとてもイイコになってしまうのです。
その場合、イイコで自分の気持ちや意見が伝えられず、無理して周りに合わせているので大変ストレスがたまります。
また、そんな自分に情けなくなり、自己嫌悪が生じ自尊心がまた低下するという悪循環になってしまいます。
ほかにもさまざまな要素がありますがこれらを解決していくにはまずは子どもが自信をもつこと、すなわち成功体験が必要です。
しかもそれは、自分で決めたことを実行しての成功体験です。
それを積み上げていくことによって自尊心は上がっていくことでしょう。
それをサポートするのが親御さんの役目です。
この記事へのコメントはありません。