不登校やひきこもりのお子さんがストレスをためやすい理由その2
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
仮にですが、あなたが漂流して無人島に流れ着きました。
翌日助けに来てくれることが確約されている場合といつ助けに来てくれるか全く目処がたっていない場合
どちらが精神的に楽ですか?
そうなんです。
人は同じ大変な状態にあった場合でも“見通しがついている”ほうが圧倒的に楽になり、ストレスが減ります。
よって不登校やひきこもりのお子さんのストレスを強める二つ目の要因は“見通しがつかない”ということです。
不登校やひきこもりのお子さんは、この先どうなってしまうんだろう...という“見通しがつかない”ことにより不安感や恐怖感が高まり、さらにストレスが強まります。
不登校やひきこもりのお子さんは、元々ほぼ間違いなく心配性の気質を持っています。
この気質があると、ちょっとしたことでもすぐ不安になる傾向があります。
そして場合によっては、パニックになってしまうこともあるのです。
また悪いほうに妄想してしまうという傾向もあります。
不安というのは見通しがつかないときに起きるものなのですが、元々不安になりやすいお子さんが、不登校やひきこもりになって見通しが立たず、ますます不安になってしまい、マイナスなほうに妄想してしまうという悪循環になり、大変ストレスフルな状態になってしまうのです。
そのような状態の中でいくら悩んでも思考しても冷静にはなれず解決できないのが実情です。
よって、まずは家庭を安心安全な場にすることが、大変重要です。
お子さんの笑顔が増えるような状態にすることです。
お子さんの話をしっかりと受け止めてあげましょう。
それによって、お子さんからの会話も増えてくることでしょう。
そういった状態にならないと解決への道のりは大変遠くなってしまいます。
この記事へのコメントはありません。