不登校のお子さんの心理カウンセリング
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
お子さんが、不登校になると
”ゲームやスマホ三昧”
“風呂に入らない、歯を磨かない、服を着替えない等の生活習慣の乱れ”
“昼夜逆転”
“会話の減少”
“部屋に閉じこもる”
等の行動をとることが少なくありません。
勿論、こういった全ての行動をとる子もいますし、一つや二つのお子さんもいますし、その行動の程度もバラバラです。
いずれにしても、これは、メンタル的に落ち込んでストレスによるものと思われます。
不登校によって自己価値観が大変低下します。学校に行こうとしても行けない無力感、学校に行かず親に迷惑もかけているという罪悪感、そんな自分に対する自己嫌悪等、様々なネガティブ感情が交錯して自分でも何がなんだかわからなくなるのです。
こういった不登校のお子さんに対し、心理カウンセリングはとても必要なものです。
ただし、不登校のお子さんの多くは、まず家庭での親御様のお子さんに対する接し方が重要になります。親御様が好ましい接し方をしたならば、必ずや好転していきます。まずは家庭を安心安全な場にすることが必要です。そのうえで時期をみてカウンセリングをするということが重要になってきます。
中には、すぐ会えるお子さんもいますが、多くの場合は、親御様が言うからというケースが多いです。しかし、私自身は、そういった場合でも会えるのであれば必ず会うようにしています。
それは、なぜかというとそういったお子さんはまだカウンセリングを受ける時期ではないことがほとんどですが、会っておくことによって良好な人間関係を築くことができます。そうしておけば、時期がきた時、スムーズにカウンセリングができるからです。
よってまずは、多くの場合、親御様とお会いし、お話を聴かせて頂きます。そして、状態、状況を把握して親御様にそれを説明させて頂きます。そして、親御様と共に今後の対策を練ります。
そのうえで、不登校のお子さんに対して好ましい接し方であるカウンセリングマインドを持った接し方やお子さんの気質やそれに合った対処法、心の傷等について理解していただきます。
そういったことをしっかりと実践して頂くことにより、お子さんに変化がみられるはずです。
その後も継続していくことにより、お子さんの自分の気持ちをわかってほしいというという心の欲求のベース部分が満たされるわけです。その時は、お子さんをカウンセリングするタイミングになります。
お子さんのカウンセリングがなくても親御様の接し方だけで復学できるケースも少なくありません。
私も以前はお子さんのカウンセリングはお子さんが受けたくないなら仕方ないと思っていました。しかし、ここ何年かは違います。なぜなら、復学したり、フリースクールに入ったとしてもやはり、お子さんの心の問題の根本解決をしておかなければ、またどこかで心が折れるケースがあるのです。
特に問題となるのは、行動のストッパーとなる、ちょっとした心の傷なのです。
例えば過去に学校のクラスや部活で不条理なことがあり心が傷ついたとします。
その後、復学したり、または社会に出てから同じような状況になった時、その時の怒りや不安、悲しみの気持ちがフラッシュバックして冷静に判断できず、自分の思うような行動がとれなくなり、結果また過去と同じ行動パターンをとってしまい、うまくいかず、やっぱり自分はだめなんだと悪循環を繰り返してしまうのです。
不登校のお子さんのカウンセリングを通して全てのお子さんにそういった体験があるのが、わかっています。
勿論、心傷体験だけではなく、そこには不登校のお子さんの特徴的な気質やネガティブな思い込みが存在します。そこに関しては、親御様の接し方だけでは解決できないわけです。
そういった問題を心理カウンセリングによって解決しておくことにより、社会人になっても心が折れず、自分に合った道で愉しくイキイキと生きていけるようになります。
よって、お子さんの将来を考えるとタイミングをみて、できる限りお子さんに会い、お子さんへの心理カウンセリングによって根本解決するということがとても重要であると感じています。
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