不登校・ひきこもり|お子さんに変わってほしいという気持ちが強いと
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
基本的に人は他人を変えることは
できません。
どんなに苦しんでいる、悩んでいる
不登校やひきこもりのお子さんを変えよう、
変えてあげたいと思っても変えようとすればするほど
解決とは逆の良くない方向にいってしまうものです。
やはり大切なのは親御さんの
“お子さんに変わってほしい”という
気持ちの理由です。
“自分の思う通りになってほしい”と
いう気持ちがメインであるなら
おそらくお子さんが今の段階で
変わることはないでしょう。
よーく自分の心に聞いてみて下さい。
“自分の思う通りになってほしい”と
いう気持ちがメインの方は
その気持ちを捨て去ることが
まず最初です。
例えお子さんの話をしっかりと
最後まで聴いたとしても
思う通りになってくれないお子さんに
大きな不満を抱えたままでいると
必ずどこかで態度に出てしまいます。
そして子どもはそういったことを
見逃しません。
まして不登校やひきこもりの
お子さんは大変敏感です。
簡単に見破られます。
心からお子さんのためを思い
良い方向に変わってほしいと思う
気持ちがメインの方は大丈夫です。
しかし、その場合でも
あくまでお子さん自身が気づいて
変わっていくことをサポートする
ことしかできません。
そのためには親御さん自身がいろいろと
気づき変化する必要があります。
それによりお子さんも気づきが増えて
変化していくことができます。
そして、その過程が親御さんに
とってもお子さんにとっても
大きな気づきの場となり親子の絆が
深まるのです。
お金では買えない貴重なものです。
お子さん本人が気づいたことと
いうのは確実に自分の身になります。
一度気づいたことというのは
無くなることはありません。
同じことを繰り返すことはないので
安心だし確実に前に進めます。
人間なので心からお子さんのことを
思っていても変化がゆっくりで
時には後退しているように思える
時などは不安や怒りが強くなる場合も
あると思います。
しかし、そういった場合も含めて
お子さんの現状を認め受け入れる
そして親御さん自身のネガティブな
感情や気持ちも認め受け入れることに
より見えてくるものが必ずあります。
この記事へのコメントはありません。