不登校・ひきこもり|家族の偶然が重なる仕方がないこと
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
よくあるのが不登校やひきこもりのお子さんが、
幼少期の頃
甘えたかった時にお母さんが
おじいちゃんやおばあちゃんの介護があった。
お父さんが病気になりしばらく休職していて
看病が大変だった。
小さい妹や弟が生まれたばかりで手が
離せなかった。
というようなことです。
このような時、お子さんは甘えたかったけれど
お母さんに迷惑をかけたら悪いと思い
(まだ子どもなのでお母さんに嫌われたら
生きていけなくなると思い込んで)言いたいことを
言わず我慢したわけです。
しかし、自分の気持ちを抑えこんで
我慢してしまったことにより
お子さんの“心のクセ”となり、大きくなって
何か辛いことがあっても我慢してしまい
自分の中に抑えこんでしまうと
いうことはよくあることです。
しかし、これらの一連の出来事は
偶然が重なってしまったためで
誰かが悪いということはありません。
むしろ皆関わっていた人はその時
真剣に自分の役割を果たしたのです。
まず病気になってしまった人は
仕方がありません。
それを必死で看病や介護をしていた
お母さんも家事などもあり大変だった
ことでしょう。
余裕などなかったことでしょう。
そしてそのお母さんに迷惑をかけるのが悪い、
可哀想と子ども心に考え、わがままを言わなかった
お子さんも素晴らしいし、優しい子だと思います。
このように家族の中で様々なことが
重なり仕方がなかったということは
少なくありません。
このような幼少期の出来事により
甘えたいときに甘えられなかったお子さんは
不登校やひきこもりのお子さんに少なくありません。
勿論、そういった環境のお子さんばかりでは
ありませんが、いずれにせよ甘えたいときに
甘えられなかったということは、心の欲求が
満たされていないというお子さんなので
充分、話を聴いたり、一緒に寝る、お風呂に入る、マッサージを
してあげる等のスキンシップが必要になってきます。
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