不登校・ひきこもり|話を聴く際にそれを妨げる気持ち
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
さて、前回は共感の際によくある問題について記しましたが今回は、話を聴いている際に話がしっかり聴けなくなってしまうということについてです。
これはしっかりリスニングしようとするのですが、やはり人間なので話をありのまま聴こうとしても
“早くしないと仕事に遅れる”など用事が気になったり
“何を考えているんだ!”など怒りが湧いてきたり
“言いたいことはこうだろう”など先読みしたり
“それはこうしたほうがいいなー”など意見を言いたくなったり
“自分もそうだったな”など自分の体験を思い出したり等
いろいろな思いが話を聴く際に邪魔をします。
これらは仕方ないことですが、たわいもない話ならいいですが大切な話の際にはできるだけ邪魔する気持ちを脇に置いて話を傾聴しましょう。
よくあるのが親御さんが話を聴いていると怒りが湧いてきたり、悲しくなってきたりして話が聴けなくなってしまうことです。
この場合、親御さん自身が原因であることが少なくありません。本人の話を聴いているうちに自身の体験と重なり悲しくなったり、不安な気持ちになったり、自身の思いと異なるため怒りが湧いてきたりというような感じです。
親御さん自身のちょっとした心の傷であることがほとんどです。
よって、自身で解決することは大変難しいです。しかし、カウンセリングによって、その邪魔する気持ちを取り除き話が聴けるようになることができます。
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