不登校・ひきこもり|“”面倒臭い”は怠慢だからではない
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
“面倒臭いなぁ...”
“かったるいなぁ...”
不登校やひきこもりのお子さんのこういったフレーズをそのまま受け取ってはいけません。
こういったことばの裏には不安や恐怖心、悲しさなどの感情が隠れているからです。
これらは言っている本人たちも気づいていないことではあります。
勿論、小さなことなら聴く必要がありませんがもしそれが重要なことであるなら気持ちを聴いてあげてください。
というのは“面倒臭い”や”かったるい”というのは以前、何かにトライしたけれどうまくいかず傷ついた経験がある、そしてそういった経験が何回もある可能性があります。
よってまたやろうとするとその時にできた不安や恐怖感、悲しさなどが”面倒くさい””かったるい”となって表れている可能性があります。
ですから不登校やひきこもりの本人がもし重要な時にこのようなことばを使ったときは、まず共感しそのあと気持ちを聴くのです。
「面倒くさいんだねぇ どんな気持ちがあって面倒くさいの? 不安、悲しさ?」
勿論、何も答えない場合もあるでしょう。それはそれで仕方ありません。
しかし、「こわいんだよ」とか「不安があるんだ」「悲しいんだ」等と答えてきたら
「こわいんだねぇ でも本当はどうだったらいいの?」とまず言った気持ちに共感しそのあとその感情の後ろにある本人が本当に求めているものを聴いてあげてください。
感情の裏には本人が本当に求めているものがあるのです。
そこまで本人が気づければ一番いいですがそうでなくても感情に気づくだけでもOKです。
いずれにしても”面倒くさい”や”かったるい”は怠慢というわけではないのです。
しかし、カウンセリングをしているとほとんどのお子さんが避けては通れない課題でありますが、決して解決できないことではありません。
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