不登校・ひきこもり|社会不安障害を伴なう場合
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしております、
田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校やひきこもりのお子さんの中には“社会不安障害”を
伴なった場合があります。
社会不安障害は“不安障害”の中の
ひとつです。
不安障害といわれるものは他に
全般性不安障害、強迫性障害
パニック障害、PTSDなどがあり
すべて主な症状は不安であるわけです。
当然社会不安障害もその名の通り症状と
しては“対人不安”です。
しかし、社会不安障害の多くは
“自分が気にしすぎている”
“自意識過剰ぎみ”
“自分がおかしい”というように
自分が悪いんだと思っています。
でも社会不安障害は病気なのです。
その症状として対人不安があるわけです。
米国で行われた調査では1年間で
みたときの有病率は18~54才成人の
うち3.7%と推定されています。
“自分は空気が読めない”
“皆自分のことを愚か者とおもっている”
“自分のような人間は価値がない”等
これらは場合によっては普通の不安の
ように思われます。
しかし社会不安障害の場合はこういった
不安が日常生活のほぼ全般を支配しており
生活に支障をきたします。
そしてこの社会不安障害がやっかい
なのは治そうとしない限り治りにくい
病気なのです。
要は社会不安障害の多くの人が思って
いる “自分が気にしすぎ” “自分が
おかしい”等自分が悪いんだと思って
いる限り治らないということになります。
よってまずは“病気”として認識する
ところから始めなければなりません。
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