不登校やひきこもりのお子さんが諦めるのは?
大宮で不登校・ひきこもりの心理カウンセリングをしています、田村メンタルヘルスケア代表の田村です。
不登校やひきこもりのお子さんは、
“自分が身を引けば丸くおさまる...”
“本当は言いたいけれど自分が我慢すれば...”
“どうせ言ってもムダだし。諦めよう...”
というように本当は心の中で言いたいことやこうしたいという願望があるのにトライしないで
“諦めてしまう”傾向があります。
でもなぜかそうすると
“安心する” “楽になる”
という矛盾があります。
しかし、これは自分が“諦める”ということにより物事や事態が丸く収まるということで
自己表現をしないという心理パターンなのです。
要は、トラブルになって面倒臭いことになって、“自分が嫌われたくない”という想いが裏にあります。
これはお子さんのちょっとした過去の“心の傷”が原因です。
といいますのは、その“心の傷”によって、自分の思うようにいかないことが出てきます。
それによって大変苦しくなります。
よってそこから楽になるために無自覚で生み出す“諦める”という心理パターンにより心を安定させようとするわけです。
心の底では
“愛されたい!!”
“わかってほしい!!”
という強い期待や満たされない思いがありますが、
“諦める”という心理パターンにより本当の自分や自分の気持ちを封じ込めてしまうわけです。
それによって表面上では物事が上手くいったり、人間関係が上手くいきます。
しかしながら、本来の自分の気持ちを抑えて生きているので、本当の自分の人生を生きてはいないのです。
多くの場合、イメージ療法やインナーチャイルドの癒し等でこのパターンをやめ、自分の気持ちに素直に生きられるようになります。
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